私的短編小説二十選

「ルーシー」ウォルター・デ・ラ・メア
「スレドニ・ヴァシュター」サキ
「ルウェリンの犯罪」シオドア・スタージョン
「闘士ケイシー」リチャード・マッケナ
「ふるさと遠く」ウォルター・テヴィス
「月の蛾」ジャック・ヴァンス
「青をこころに、一、二と数えよ」コードウエィナー・スミス
「十二月の鍵」ロジャー・ゼラズニイ
「秘密の鰐について」R・A・ラファティ
バシリスクハーラン・エリスン
「海の鎖」ガードナー・ドゾア
「サンディエゴ・ライトフット・スー」トム・リーミイ
「残像」ジョン・ヴァーリィ
「老絵師の行方」マルグリット・ユルスナール
「ダヤン」ミルチャ・エリアーデ
夢十夜夏目漱石
「金の輪」小川未明
一千一秒物語稲垣足穂
「カチカチ山」太宰治
「遠近法」山尾悠子


わざとじゃないけど、ほとんどSF&幻想短編二十選になってしまった。
バシリスク」は、シャーリイ・ジャクスンの「くじ」で籤に当たった人が邪眼の持ち主だったら…という感じの話。「くじ」なみに後味が悪い。
「海の鎖」は、世界でただ一人、人類滅亡の時が迫っていることを知った少年の話。「アルジャーノン」に匹敵する泣ける傑作。
「ダヤン」は、二種類ある日本語訳は特に最後のセリフの有無が違うが、セリフが有ったほうが良いような気がする。→http://d.hatena.ne.jp/kawaikyo/20050417