映画『時をかける少女』その2(ネタバレあり)

前回に続いて、他人のタイムリープによって無かったことになったはずの出来事を真琴が記憶しているように見える件について。


結論から先に書くと、
踏み切りに到着したあたりから「止まれー!」と叫んだあたりまでは、時間停止中に真琴が見た夢である
と解釈すれば矛盾が無くなる。


時間停止に巻き込まれたショックで(?)意識を失い、その間に見た。
そうなってほしくないという不安や、千昭に対する罪悪感がああいう夢となって現れた。
普通なら、すぐに自分が夢を見ていたことに気づきそうなものだが、目を開けると周りの人がみんな固まってるし、いきなり現れたあの人がわけのわからないことを言い出すしで、気が動転して状況を把握しそこねたのだろう。
さらにあの人との会話で、実際に夢と同じようなことが起きたことを知り、実体験だと思い込んだ。


冒頭にも野球の夢が出てくるし、二度寝三度寝のためにタイムリープしたり、試験中に寝てたりしたのも伏線だったのだ。よく出来てるなあ。


前回の日記に、事故の記憶が無いとダメと書いたが、これならかろうじてセーフかな。