『時をかける少女』その4(ネタバレ)

2ちゃんねるの「時かけ」スレとかを参考にしてFAQを作ってみました。
もちろん、これが絶対正しいというわけではなく「オレ解釈」ですが(特にA5、A7、A10)。


Q1:タイムリープすると、身体ごと時間移動するの?それとも精神だけが移動するの?
A1:真琴の場合は精神だけが時間を移動し、その時点の身体が精神にひっぱられてテレポートしているように見える。身体ごと時間移動するとした場合、服が変わるのがおかしい。ただし、疲労感はタイムリープ前の身体から持ち越される。
千昭は身体ごとタイムリープできるはず。


Q2:タイムリープはどの時間にもいけるの?
A2:真琴の場合は、自分にとっての過去にしか行ってない。最初にプリン食べに戻った後の、台所(12日)→川原(13日)も真琴の主観では過去に戻ったことになる(川原にいた時点のほうが過去)。
千昭は自分が生まれる前の過去や、未来へも行けるはず。


Q3:タイムリープすると時間線が分岐して、複数の宇宙が生まれるの?
A3:そうはならない。リセットされて、タイムリーパーが認識する世界だけが存在する。ただし、一度無かったことにした時間線でもタイムリープによってやり直すことができる(真琴の最後のタイムリープ)。
タイムリープによって宇宙が分岐するとすれば、千昭が功介を救うためにタイムリープしても功介が死んで真琴が泣き喚く世界はそのままということになって、千昭が最後の一回を使う意味がない。


# 真琴の最後のタイムリープは単に直前の7月13日を目指したのではなく、千昭と出会った日までいったん戻ってからそこで着地せずに時間の流れにそって早送りして、改変前の7月13日に到着したのだろう。


Q4:魔女おばさんは真琴が無かったことにした時間線の出来事を記憶してるの?
A4:していない。


# 真琴に「功介君が好きなんだと思ってた」と言ったときは、以前「千昭君が好きなんだと思ってた」と言ったことを覚えているはず。終わりのほうで「どちらとも友達のままだって思ってた」と言ったときには、「功介君が…」も「千昭君が…」も覚えていない(言ってない)。


Q5:千昭がクルミをなくす前の時点にタイムリープしなかったのはなぜ?
A5:千昭がそうしなかったということは、あのクルミは一人一回しかチャージできないということなのでは。その場合、回収はできても未来に帰れなくなってしまう。


# 「よくある質問」ではないが、「功介の事故のあと、千昭は未来に行ってチャージしなおしてから事故の前にタイムリープすればよかったのに、何故そうしなかったのか?」という疑問の答えにもなる。未来社会でも無制限にタイムリープできるとは思えないし。



Q6:真琴の腕のカウンターの数字が01に戻ったのはなぜ?
A6:千昭が、真琴が最後の1回を使う前に時間を戻したから。


Q7:千昭が時間を戻したあと、真琴が数字が0になったことを記憶しているのはなぜ?
A7:数字が0になった前後の出来事は、真琴が時間停止中に眠っていて見た夢だから。
千昭が真琴を伴ってタイムリープして、真琴から功介の死の記憶を消したという説もあるが、何故そんなややこしいことをしなけらばならないのかわからない。


Q8:真琴の最後のタイムリープの後、功介が「彼女」のことを覚えてないのはなぜ?
A8:真琴が戻ったのが、功介と「彼女」がくっついた7月13日ではなく、一番最初の7月13日だったから。


Q9:最終的に、高瀬君の不幸はどうなったの?
A9:真琴が天ぷらなべを燃やした7月13日に戻ったので、あわてて消火器の扱いをあやまることもなく、イジメの標的になることもないはず。


# 映画では省略されているが、真琴の最後のタイムリープの前の「戻りすぎた!」13日にも調理実習はあったはずで、そのときも真琴が高瀬に天ぷら揚げさせたとは考えにくいので、高瀬の問題と友梨のケガの件はその時点で解決してるはず。



Q10:「未来で待ってる」ってどういう意味? 
A10:数年後の未来にまた来るということ。


# 過去の人間にタイムリープの存在を知られてはならないというルールを犯した千昭が、もう過去に来れないとしても、千昭がこの時期に来る前に絵を探しに数年後(2010年ごろ)に来ている可能性はある。


こんなとこかな。後で修正するかも。